2008年 09月 27日
生命の不思議 |
人間にも精神力、生命力があるなら
猫にも同じようにあるのかもしれないと、そう思えるのです。
タローのことを少し書きとめておこうと思います。
実は19歳のお誕生日を迎えた直後
急に体調に変化があらわれました。
それまで腎臓と甲状腺ホルモンの治療を続けていましたが
特別な症状(肉体的な衰え)があるわけでもなく
ご存知のように、時計をたたき落とすというパワーは健在だったわけです。
ところがこれは突然と言ってもいいくらいですが
ある日を境にごはんを食べなくなり
ピョンピョンはね回っていた足も立たなくなり
体がまるで軟体動物のようになってしまいました。
けれど顔だけは元気いっぱいのいつもの晴れ晴れとした顔です。
人間ならすでに90歳をこえているし、腎臓と甲状腺の機能が
徐々に低下していくのを抑えても、追いつかない状態にきている
まさに老衰なんだということがはっきりわかるようになりました。
一時は危険な状態を受け入れ、覚悟しなければならないのかと
やりきれない思いでした。
ところがその後、まるで奇跡のようなことが起こったんです。
もし神様がいるなら
タローに生命の時間を延ばしてくださったのかもしれません。
流動食を注射器で口に入れてあげることでしか
栄養をとることができず
自分でごはんもおトイレもできなくなってしまっていたある夜中
ママチの鳴き声で目を覚ますと
横にいるはずのタローがいません。
ベッドから降りて(というよりも落ちて)水飲み場で
ずぶぬれになってへたっていたんです。
そこはベッドからかなり離れているのに。
これが毎日のように繰り返されるんです。
どこにそんな力があるんだろう
どうやってそこまでたどり着くことができたんだろうと
不思議に思えたんです。
もしかすると夜中に誰かがタローを糸で釣り上げて
そこまで運んだ?
タローを可愛がっていた亡くなった母親の仕業?
なんてことを思ったりね。
そうやって今日まで一月近くタローを支えているものは
タロー自身の生命力、あるいは精神力なのかな。
簡単にはへこたれてたまるかよ。
まだまだいけるぜ。
そんなふうに思ってるのかもしれませんね。
(週に一度獣医さんに診てもらっていますが、先生もタローの強さに驚いています)
ならば、タローがその気なら他の子たちだって
だまっちゃあいられないんだよね。
もう少しいっしょにいようよ。
兄ちゃん頑張れ。
ぼくがついてるから
病気なんか吹き飛ばせよ。
なんてことも言ってるのかも…
動物と暮らしていると、いつかその時が来ることがわかっていても
それを受け入れることはたやすくはありません。
命のある限り大切に時間を過ごして
お互いの今をしっかりと確かめ合っていけたらと思います。
猫にも同じようにあるのかもしれないと、そう思えるのです。
タローのことを少し書きとめておこうと思います。
実は19歳のお誕生日を迎えた直後
急に体調に変化があらわれました。
それまで腎臓と甲状腺ホルモンの治療を続けていましたが
特別な症状(肉体的な衰え)があるわけでもなく
ご存知のように、時計をたたき落とすというパワーは健在だったわけです。
ところがこれは突然と言ってもいいくらいですが
ある日を境にごはんを食べなくなり
ピョンピョンはね回っていた足も立たなくなり
体がまるで軟体動物のようになってしまいました。
けれど顔だけは元気いっぱいのいつもの晴れ晴れとした顔です。
人間ならすでに90歳をこえているし、腎臓と甲状腺の機能が
徐々に低下していくのを抑えても、追いつかない状態にきている
まさに老衰なんだということがはっきりわかるようになりました。
一時は危険な状態を受け入れ、覚悟しなければならないのかと
やりきれない思いでした。
ところがその後、まるで奇跡のようなことが起こったんです。
もし神様がいるなら
タローに生命の時間を延ばしてくださったのかもしれません。
流動食を注射器で口に入れてあげることでしか
栄養をとることができず
自分でごはんもおトイレもできなくなってしまっていたある夜中
ママチの鳴き声で目を覚ますと
横にいるはずのタローがいません。
ベッドから降りて(というよりも落ちて)水飲み場で
ずぶぬれになってへたっていたんです。
そこはベッドからかなり離れているのに。
これが毎日のように繰り返されるんです。
どこにそんな力があるんだろう
どうやってそこまでたどり着くことができたんだろうと
不思議に思えたんです。
もしかすると夜中に誰かがタローを糸で釣り上げて
そこまで運んだ?
タローを可愛がっていた亡くなった母親の仕業?
なんてことを思ったりね。
そうやって今日まで一月近くタローを支えているものは
タロー自身の生命力、あるいは精神力なのかな。
簡単にはへこたれてたまるかよ。
まだまだいけるぜ。
そんなふうに思ってるのかもしれませんね。
(週に一度獣医さんに診てもらっていますが、先生もタローの強さに驚いています)
ならば、タローがその気なら他の子たちだって
だまっちゃあいられないんだよね。
もう少しいっしょにいようよ。
兄ちゃん頑張れ。
ぼくがついてるから
病気なんか吹き飛ばせよ。
なんてことも言ってるのかも…
動物と暮らしていると、いつかその時が来ることがわかっていても
それを受け入れることはたやすくはありません。
命のある限り大切に時間を過ごして
お互いの今をしっかりと確かめ合っていけたらと思います。
by yuki-amori
| 2008-09-27 21:27
| アモリン家の猫