2008年 09月 11日
「朗読者」ふたたび |
この作品を初めて読んだのは
今から8年ほど前になるでしょうか。
当時、創作活動の仲間たちと感想を言い合ったことがあって
そんなのありえないでしょ…
でもこれは小説だから…
だからってリアリティがないわけじゃないし…
なんてことをなんだかんだと言っておりました。
が、私は素直に感動したんですよね。
先日本屋さんで文庫本を見つけて懐かしくて
再読してみようと思いました。
(本棚を探しても初版の単行本が見つからない、誰かに貸したまんまかな)
タイトルと装丁の美しさに惹かれて
手にとった記憶が蘇りますね。
男子学生の主人公と年上の女性との出会い。
学校帰りに体調をくずした主人公を介抱したことがきっかけで
二人は恋におちます。
穏やかな時間が流れ、このまま続くものと思っているその時
突然彼女は失踪します。
実は彼女には他言できない事情がありました。
数年後、法律家をめざす主人公は被告人となった彼女と法廷で再会します。
ドイツ国家、ナチズム、裁判 etc…
彼女の生きた過去、知らなかった本当の姿が明らかになるにつれ
彼は法律家としてではなく、彼女を知りえた一人の人間として
彼女を救いたいという感情が生まれます。
そして18年の投獄生活を支え続ける中で
主人公は小説や詩を朗読したテープを送り続けます。
そうしなければならないある理由があったから…
お話はここまでにしておきますね。
人生の中で自分にかかわる大切な人がどう生きて
どんな人生を終えるのか、それは誰にもわからないです。
けれど幸福であってほしい、そう願わずにはいられない。
主人公がそうであったように
私たちもきっと同じだと思います。
「朗読者」 感動的なお話です。
今から8年ほど前になるでしょうか。
当時、創作活動の仲間たちと感想を言い合ったことがあって
そんなのありえないでしょ…
でもこれは小説だから…
だからってリアリティがないわけじゃないし…
なんてことをなんだかんだと言っておりました。
が、私は素直に感動したんですよね。
先日本屋さんで文庫本を見つけて懐かしくて
再読してみようと思いました。
(本棚を探しても初版の単行本が見つからない、誰かに貸したまんまかな)
タイトルと装丁の美しさに惹かれて
手にとった記憶が蘇りますね。
男子学生の主人公と年上の女性との出会い。
学校帰りに体調をくずした主人公を介抱したことがきっかけで
二人は恋におちます。
穏やかな時間が流れ、このまま続くものと思っているその時
突然彼女は失踪します。
実は彼女には他言できない事情がありました。
数年後、法律家をめざす主人公は被告人となった彼女と法廷で再会します。
ドイツ国家、ナチズム、裁判 etc…
彼女の生きた過去、知らなかった本当の姿が明らかになるにつれ
彼は法律家としてではなく、彼女を知りえた一人の人間として
彼女を救いたいという感情が生まれます。
そして18年の投獄生活を支え続ける中で
主人公は小説や詩を朗読したテープを送り続けます。
そうしなければならないある理由があったから…
お話はここまでにしておきますね。
人生の中で自分にかかわる大切な人がどう生きて
どんな人生を終えるのか、それは誰にもわからないです。
けれど幸福であってほしい、そう願わずにはいられない。
主人公がそうであったように
私たちもきっと同じだと思います。
「朗読者」 感動的なお話です。
by yuki-amori
| 2008-09-11 22:08
| 本の時間